産婦人科

女性の体のことや出産に携わる

診療科として最後に紹介するのは「産婦人科」についてです。
耳鼻科と同じく、こちらも2つの診療科に分類することができます。
すなわち「産科」と「婦人科」です。
この2つの意味している内容はかなり大きな違いがありますが、診療対象者が近似的であることからまとめて呼ばれることが多いでしょう。

産科というのは、要するに妊娠や出産などに関わる症状を見る診療科ということになります。
出産自体も勿論担当することになります。
元々は医師が担当する分野として考えられておらず、出産などは「産婆」と呼ばれる助産師が担当していることが多かったのが、18世紀頃から一つの診療科として確立することになりました。
ただし、成立当初においては自然分娩ができない場合の帝王切開手術を行ったり、人工中絶手術を行う程度の診療科として認識されていました。

現在においては出産は病院で行うものという意識が強くなっており、産科の需要も高まっています。
産科が不足していることにより、「出産難民」という問題が発生するなど、問題を多く孕んでいる診療科でもあります。

対して「婦人科」は女性に特有の病気全般を診療する診療科です。
主に子宮や卵巣などに発生する病気が診療対象となります。
発展の歴史において産科がその内容も担当していたことが多かったため、現在でも「産婦人科」という名称が使われる理由となっています。

ただ、この2つの診療科が同一になっていることには問題も存在しています。
例えば、女学生などが女性特有の病気の疑いがあるという場合、産婦人科にいくことをためらってしまうようなケースがあります。
誰かに見られることによって妊娠しているのではないか、というような疑いを持たれることになってしまうためです。
実際、思春期の女性には生理不順やPMS(月経前症候群)などの症状が発生しやすい傾向があるため、より気軽にみてもらうことができる診療科が必要であることが提唱されています。

産婦人科の診療

それでは、産婦人科において行われることになる診療内容について紹介します。
ここでは「出産」としてどのような方法があるのかについて紹介します。
「分娩」を行うことが産婦人科における重要な仕事の一つですが、これには「正常分娩」と「異常分娩」という2つの種類があります。
正常分娩については通常通りの分娩を行うことができますが、異常分娩の場合治療が必要になるケースも少なくありません。

例えば「胎位異常」などが代表的です。
これはいわゆる「逆子」のことで、胎児が頭ではなく足が舌になってしまっていることで発生します。
分娩の際に引っかかってしまうことで窒息などの症状が発生してしまう可能性があります。
この他にも、出産後に胎盤が剥離しない「癒着胎盤」などの症状があります。

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