若者の献血離れが問題に

原因の背景には

若者が様々なことから「離れている」というのはよく言われる批判です。
ただ、その実態の多くが実際には「お金」がないから離れているのであって、若者側に問題があるわけではないことも多いでしょう。
そんな「若者の○○離れ」の中でも深刻な状況になっているものがあります。
それが「若者の献血離れ」です。

これをお読みの皆さんの年齢は分かりませんが、献血を一度でもしたことがある、という人はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。
中には趣味のように献血をしている人もいらっしゃるかもしれません。
成分献血なら健康状態を測ることも出来て一石二鳥と考えている人も多いことでしょう。
それでは、まずこの献血離れの現状がどのようになっているのかについて紹介します。

厚生労働省や日本赤十字社の統計によると、20年間で10代の献血者数が3分の1にまで減少したとされています。
20代においても半分まで減少しているという状況です。
これに対して、40代以上については増加の傾向にあるということで、「若者だけが献血に興味を失っている」という状況であることがはっきりしています。

それでは、何故このような状況が発生してしまっているのでしょうか。
原因の一つとして考えられているのが、高校の教育の変化です。
過去は土曜日にも授業がありましたが、今では公立校は完全週休二日制となりました。
その関係で過密なスケジュールになってしまっており、献血を行うことが難しくなっている、ということが挙げられます。

さらにもう1つの問題として、インターネットによって情報共有が簡単に行えるようになったことが挙げられるでしょう。
これは悪いこととは一概には言えないのですが「献血を行うことによって起こる副作用」のようなものが皆に知られてしまうようになりました。
特にまだ体が成長途中の年齢で献血を行うと、貧血のような症状が発生してしまう可能性があり、これを嫌ってしない人も多くなっています。
これについては半ば事実であるため、自己防衛として間違っているとは言えないでしょう。

本当の理由は

では、そんな若者が献血離れしている状況において、最も深刻な原因はなんでしょうか。
アンケートの結果によると、献血をしなかった理由として上げられているのは「機会がなかったから」というものでした。
これは最も大きな問題でしょう、興味がある人であっても、近くにその機会がなければわざわざ出向いてまで献血を行うのかというと疑問があります。

さらにもう1つの問題として、献血者が少なくなっていることにより、一人に対して求める献血量が多くなっていることがあげられます。
副作用のことを考えて少しなら献血しても良いと考えている人が、門前払いにされがちです。

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