世界自閉症啓発デーとは

実態を知ることが理解へと通じる

皆さんは「自閉症」という障害をご存知でしょうか。
名前は聞いたことがある人が多いと思いますが、実際にどのような障害であるのかまでしっかり説明することが出来る人は意外と多くないことでしょう。
その字面から「自分のからに閉じこもってしまっている人」のような印象を与えてしまいます。
しかし、自閉症の実態というのはそのようなものではありません、まずは自閉症の実態について知ることが理解への第一歩となります。

自閉症というのは、後天的な病気ではなく、先天的な障害の一種です。
脳の発達の仕方が違っていることにより、いわゆる健常者とは違ったものの捉え方や、感情の理解をしてしまうことになります。
これが他の人からすると、「閉じこもっている」「自分の世界にいる」ように感じられてしまうことが、この障害が誤解されてしまう原因だといえるでしょう。

一口に自閉症と言っても、その症状は人によって様々です。
知能においてはほとんど他人と変わらない人もいれば、一部の分野について特別な能力を発揮する人もいます。
「特殊」な行動をすることはあるものの、本人からするとそれが「何故おかしいのか」「普通では無いのか」ということが理解出来ないのです。
そのことで、本人を攻めても意味がありません、自閉症にとって理解をすることができる我々の方が理解をし、対応することが重要になります。

昨今、世界中で「バリアフリー」の考え方が進んでいます。
この事自体は非常に喜ばしいことであり、どんどん推進することであると思います。

しかしながら、このバリアフリーの考え方は「身体障害」を対象にしたものが多く「知的障害」を対象にしたものは少ないというのが現実です。
今後はこの分野についてもより一層教育を進め、「バリアフリー」の考え方を広めていかなければなりません。
将来にバリアフリーの世の中を実現するためには、まず子供を教育する我々大人がそのことを確かに理解する必要があるでしょう。

世界自閉症啓発デー

こういった動きは、世界中で始まっています。
その動きの一つであるのが「世界自閉症啓発デー」という取り組みです。
これは平成19年にカタール王妃の提案によって始まったもので、毎年4月2日を世界自閉症啓発デーとして定めました。
これにより、世界中の人に自閉症というのがどのような障害であるのかを知ってもらおうという動きが広がっています。

さらに、4月2日から8日までは発達障害啓発週間としての活動も行なわれており、世界中でシンポジウムの開催などが行われるようになりました。
この動きは、さらに加速し広がっていくことが期待されています。
日本は特にまだまだ知的障害に対する理解が広まっていない国であるため、この動きに置いていかれないようにしなければなりません。

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