世界が注目する日本の肥満対策

日本食の偉大さ

よく、日本人はスリムな民族であると言われます。
実際、世界的に見ると日本人の極度の肥満率というのは高くありません。
では、何故そのような状況になっているのかというと、それにはいくつかの原因が考えられます。

まずは食生活の違いがあげられるでしょう。
日本食は比較的ヘルシーな内容のものが多いため、量を食べても太りにくいようになっています。
白米については比較的カロリーが多い食品ではありますが、白米よりもおかずを多く食べる人が多いために、そこまで深刻な肥満に陥りにくいということです。
アメリカなどに比べると肥満率の低さはかなりのものであり、これは世界的にも注目をあつめる程となっています。

この肥満率のデータについては、所得水準と肥満率との比較を行ったグラフから見るとわかりやすいでしょう。
横軸を所得水準、縦軸を肥満率としたグラフでみると、日本だけが右下の方にポツンと孤島のように配置されている状態となります。
これはつまり、所得水準が高いにも関わらず肥満率が高い国がほかに殆ど無い、ということです。
これは男性と女性とそれほど大きな違いはなく、同じくらいの場所になっています。

これに対してアメリカでは、所得水準がダントツで高く、肥満率についてもかなりの上位となっています。
男性の肥満率は75パーセント、女性の肥満率でも60パーセントを超えています。
日本においては男性が30パーセント前後、女性が20パーセント以下という結果であり、いかに肥満率が低い国であるのかが分かるでしょう。

ちなみに、例外的な国としてはトンガがあります。
トンがは所得水準が5000ドル以下と低いものの、肥満率が男女ともに80パーセントを超えているという極めて奇妙なグラフ配置となっています。
このように、国による肥満率と経済水準の違いというのはかなり大きなものがあるといえるでしょう。

何故低いか

それでは、何故日本においてこれほどまでに肥満率が低くなっているのでしょうか。
これについては、日本では「肥満は病気の一種である」というような認識をしていることがポイントとなっています。
肥満症、というような言い方をするのは日本ぐらいであり、これに伴って国内では肥満に対する基準が厳しく設定されているといえるでしょう。
では何故そのような背景があるのかというと、日本人は「肥満に弱い体質をしている」ためです。

日本人で、アメリカ人の上位層のように何百キロというレベルまで肥満することは難しいと言えるでしょう。
それは、そうなってしまう前に糖尿病などに罹患してなくなってしまう可能性が高いためです。
体質の問題で病気のリスクが違っているために、他の国以上に肥満に対してナイーブであることが日本の低い肥満率の助けとなっています。

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