血液・腫瘍内科

血液のがんや難病を治療する血液・腫瘍内科

血液・腫瘍内科は、血液のがんや難病などの病気を扱う部門です。
白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液のがん、再生不良性貧血や血友病など国が特定する難病疾患に代表される疾患、キャッスルマン病、HIV感染症などを主な対象としており、非常に高度な医療が必要とされます。

2017年現在、全国の血液専門医は小児の血液専門医を含めても2,700名程度と非常に少なく、血液内科に専門医が常勤している病院もわずかてす。
大学病院や県立病院など、地域医療の中核的役割を担う大きな総合病院に設けられているのが一般的です。

造血幹細胞移植を行う事もあり、診断や治療には病理診断科や臨床検査室、看護部、薬剤部など、多職種が連携して対応しています。

最先端医療に触れられる診療科

白血病や悪性リンパ腫などのがんの治療では、複数の抗がん剤による化学療法が中心となり、患者さんの同意を得たうえで、新薬による治験が行われることもあります。
また、放射線科と連携して放射線治療が行われるケースもあります。
入院患者さんだけでなく、退院した患者さんに対しても、化学療法センターなどの外来で抗がん剤治療が行われています。

このほか、造血幹細胞移植も行います。
移植は患者さん自身の造血幹細胞を移植する自家移植と、ドナー提供された造血幹細胞を移植する同種造血幹細胞移植があります。
同種造血幹細胞移植では家族など血縁ドナーのほか、日本臍帯血バンク、日本骨髄バンクに登録している施設では、非血縁ドナーからの提供も受け入れて造血幹細胞移植が積極的に行われます。
患者さんの希望やドナーの意向なども考慮して、その人に最適な方法で行われのが一般的です。

血液のがんや難病は、最先端技術を用いた医療が適用されることが多く、新薬の開発も盛んに行われています。
このため治験などの臨床研究を行っている病院も多く、新薬や最先端機器など最新の医療技術を用いた治療が行われます。
血液・腫瘍内科で働くことで、最先端医療の知識をはじめ、治験や移植に関する知識が得られるというメリットがあります。
また、長期間入院する患者さんが多いので、患者さんとじっくりと向き合える職場です。

その一方で、末期的な症状の患者さんや、治療の甲斐なく亡くなられる患者さんも多く、ホスピタリティーあふれる行き届いた対応が求められますし、死と向き合うことも多い職場です。
医療スタッフにとって欠かせない生死観や、倫理観が求められます。
末期がんの患者さんと向き合うなど、大変なことも多いですが、医療に関わるスタッフとして患者さんに寄り添ったサービスを提供するというやりがいが感じられる職場です。

  • Digg
  • Del.icio.us
  • StumbleUpon
  • Reddit
  • Twitter
  • RSS

Comments are closed.