研修医の現状

研修医は国家試験に受かった立派な医師

医師になるためには、まず大学の医学部で医学過程の6年間を修了して卒業しなくてはなりません。
卒業後は厚生労働省が行っている医師の国家試験を合格し、医師免許の取得をしなければいけません。

気になるその合格率は近年の過去10年で80~90%で、
毎年約7000~8000人が医師の国家試験に合格しています。

医師免許をめでたく取得した後には診療に従事するために、
最低2年間の現場での臨床研修を受けなければなりません。

研修医といわれる言葉はいままでに一度は聞いたことがあるでしょうが、
研修医というのは医学部を無事に卒業し、国家試験にめでたく合格して正式に医師免許を取得し、実際に病院で臨床研修を実地で受けている医師のことを言います。

研修医とは言えども、もうりっぱな医者なのです。

医師臨床研修にはマッチング制度が取り入れられています。
>>http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index.html

マッチング制度とは、簡単に言えば、研修医が研修先の病院を自分で選べるということ。
そこで起こっているのが、地方病院に研修医がなかなか来ないという状況です。
研修医はどうしても都市部に集中しがちで、地方にはなかなか行かないようです。

臨床の研修は平成16年の4月から必修となっていますが、臨床研修は、
大学院もしくは厚生労働省の指定する一般の病院などで受けることになります。

研修期間中には必ず自分の指導医が付くようになっていて、最初の1年は外科や内科、
麻酔科といった科を含む救急の部門3つの診療の科目を回ります。

そのなかでも、内科は6カ月以上は経験をしたほうが良いでしょう。
そして2年目に入ると小児科、産婦人科、地域保健や医療といった4つを体験します。

研修の期間について、それぞれの科目で最低1カ月以上の研修を受けることとなっています。
7つの全ての研修が終了した後、自身が希望している診療科についての研修が
受けられるはこびとなります。

それぞれ多種多様の科目を短い期間でそれぞれ回っていくことで一人の医師として
色々なな経験を積むことが出来、幅が広く学ぶことができるというメリットもあり、
ひとつの専門の知識に偏ることのない幅広い知識と技術を身に付けていくことが目的として
行われているのです。

医師不足の問題

しかし、すでに研修医となる前から専門とする科目を決めている医師にとっては、自身が行いたい
専門の分野の研修期間がそれ以前よりも各段に短くなるという点がデメリットとしてあります。

近年医師の数が日本では不足していることが社会的な問題となっていることは、
よくニュースなどで取り上げられて話題となっています。

しかしながらよく考えてみれば、医師の国家試験の合格率は毎年常に80%台かそれ以上なのです。

それだけたくさんの人が国家試験に合格しており、研修を終えて医師として働くことができるようになっているにもかかわらず、それを上回る速さで医師達が退職をしてしまっているとは、到底考えにくいものです。

では、なぜ医師の不足はこれほどまでに叫ばれているのかというと、それは医師の不足を感じている地域と、医師不足の緊迫感が感じることのない地域で格差があるということなのかもしれません。

実際にみてみると都道府県別での医師の偏在状況は、一番多いのが京都であり、
地域としては近畿地方や中国・四国地方、そして九州地方といった西日本には全体に医師の割合が多いのであるそうです。

逆に医師が少ない都道府県は埼玉県で、東北地方、関東地方、東海地方などでは
全体的に医師の割合が少ない傾向であります。

こういった状況では、医師の不足が深刻であるのは東日本固有の問題であり、
西日本の方ではそういった問題を実感しえない可能性が多々あります。

医師の数が徐々に増加していっていますが、OECD加盟の諸国の平均的な医師の数に達するには
何年もまだ先だと言われているのが現状です。

日本は本当に医師が不足しているわけではないかもしれませんが、
本当はもっとたくさんの医師がいても良いのでしょう。

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