医学の歴史について

医学の歴史と現代医学

医学の発展には長い歴史がありますが、現代医学が芽生えてきたのは産業革命の後です。
現代の医療知識や技術の歴史はまだ200年もないのです。
人類の文明期間を5000年とした場合、およそ4%にしか過ぎません。

それまでの長い年月における民間療法や医学療法の積み重ねが、現代の医学を成り立たせているのです。
現代医学を学ぶには、それまでの歴史を学ぶのもいいでしょう。

医学の種類とその歴史について

医学とは人々が生きるうえで重要な存在であり、その始まりは遥か昔、紀元前までさかのぼります。
この時代には医師の存在はなく、呪術者や巫女などが薬効目的の植物を用いて治癒を行っていたといわれています。

紀元前2600年頃には古代エジプトで200種類の病気の診断と治療法に関する教科書が記されました。
当時エジプトは乾燥した気候と優れた公衆衛生方法により、薬を最も多く貯蔵する土地であるといわれていたのです。
エジプトでは「全ての人が医者」といわれるほど、エジプト医学は優れており、最終的には解剖学や臨床診断、公衆衛生の領域で実用的な手法を開発しました。

同じく紀元前にはバビロニア医学やヘブライ医学も発達しており、それ以前の魔術的な思考を排除し、診断や診察、予後、処方の概念が取り入れられるようになりました。
この頃には軟膏や錠剤、包帯などの治療法も用いられるようになり、病気の予防や抑制の方法にも注目されるようになったのです。

紀元後には伝統中国医学が発達しました。
これは主に漢民族により発展させられたもので、全身を見て自然治癒力を高め治療に導くことを特徴としています。
そのため生薬をもとにした漢方医学が発達し、現代における鍼灸のもとになったともいわれています。

その後、16世紀から19世紀にかけて、ギリシャ医学やローマ医学、ペルシア医学やイスラム医学が発達しました。
この時代にはメスやゾンデなどの手術道具が多く発明され、外科医術の基礎が築かれたとしています。
また、薬理学と医学を区別したり、精神と病気の関係についての思考など、医学がかなり発展した時代でもあります。

19世紀以降は化学や研究技術はもちろん、施設も発達したことにより、ヨーロッパ医学や近代医学が発展しました。
微生物学やウィルス学、神経学についての思考もこの時代に発達し、レントゲンや心電図を使用することも増えたのです。

20世紀に入ると、人には異なる血液型が存在することが発見され、ビタミンの存在も示唆されたことから栄養不足による病気の治療法が確立されました。
また、様々なワクチンやペニシリンも開発、発見され、治療効果が劇的に上がった時代です。
さらに、手術ロボットの臨床利用も始まり、医学が目覚ましく発達することになりました。

そして21世紀には慢性骨髄性白血病の治療薬が開発されたり、人工多能性幹細胞を生成する技術が開発されるなど、化学的な医療法の発展をとげました。
筋電義手も実用化され、様々な病気などの問題が解決されるようになったのです。

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